2009年04月29日
無知は恐ろしい!!
偏光サングラスを買ったが、もう大失敗!!!
くぅ・・・(^^;;
くぅ・・・(^^;;
管釣りはじめて間もない頃は、サングラスならいいのかと勘違いしており、それこそUV400の普通のサングラスをかけていた。
もちろん、池の中をしっかり見る余裕もなく単なる紫外線よけ程度にしか考えていなかったが・・・
あるとき、雑誌で偏光というものを知り、そーかUVと偏光というものはぜんぜん別物なんだと理解した。
まったく無知とは恐ろしいもんである・・・
以前、師匠と同釣したときにそこに魚がいるよ!。とか、だんだん浮いてきてる!とか言われても、
なんだかさっぱり自分には判らず、なんで見えるんだろうと不思議に思ったことがあったが、
なーるほどそういう訳なんだぁとその時ようやく判った。
で、それじゃ~ぁ偏光サングラスも買わなきゃと、数日後釣具屋に足を運んだ。
元来、視力の悪くない自分は、眼鏡を掛ける習慣自体がそもそもない。
よって眼鏡(サングラス)にお金をかけるという価値観も持ち合わせていない。
デザインというか、見た目重視で3千円も出せば立派なサングラスを買ったと思うほどだ。
そして車の運転でたまにサングラスをするにしても、長時間はしていられない。
とにかく、うざったく感じてすぐに外してしまう輩なのである。
そんな自分なので、偏光レンズも高価なのは必要無いだろうと、
吊るしの他人の指紋がべたべたついてる一番安いサングラスを買ってしまったのである。
じつは、それが悲劇の始まりだった・・・
ものすごく天気がいい日のこと。釣りにははっきり言って向かない日差しの中、釣りをしていたのだが、なんだか頭が痛いのだ・・・
偏頭痛のようで、吐き気ももよおす感じで気持ち悪い・・・
「うぅ・・・気持ち悪いなぁ・・・」
「昨日、寝不足だったかなぁ。」
前日の疲れか、それとも日射病かな?と感じつつも、その日は最後まで、釣りを続けて帰ってきた。
翌週も釣りに行くと、また同じ症状が出る。
40歳過ぎると、いろいろ体にガタが来て、慢性疲労が抜けないのか・・・
やれやれ。といった感じでこの日も帰ってきた。
その後、2週間ぐらいしてたまたま師匠にTALEXというレンズの話を聞いた。
師匠は、生粋のバサーで釣り業界にも居た人であり、いろいろ造詣が深い人なのである。
その師匠が、偏光サングラスはTALEXが良いと言っているのだが、値段を聞いてビックリ。
2万円前後はするとのこと。
「えー!?そんなにお高いのですかぁ?」
自分には無縁な感じの、リアクションをしてしまった。。
家に帰って、何の気なしにTALEXをネットで検索してみると、TALEXのHPに釣りの種目別のレンズの選び方的なものが出てきた。
ふむふむ。へー。などといろいろページを読み進んでいくと、ちょっと掛けてみたい衝動が芽生えてきた。
まぁ、買うのではなくして見るだけだからという軽い気持ちなのだが・・
HPに取扱いプロショップ一覧があり、地元駅の沿線にいくつかあるようだったので、手帳にメモして後日行って見る事にした。
その際に、今持っている偏光レンズも持っていって違いを比べてやろうと考えた。
店舗に着くと、なんだか入りづらい雰囲気なので、小心者の自分は戸惑った(^^;;
ギャラリー風のお店で、なんだか高そうな高級SHOPという印象なのである。
先客は一人、スタッフといろいろ話している。整然と配置されているフレームを見るとなんだかとても高そう。
ちょっとカッコ良さげなフレームを手に取り値段を見て、ビックリ!!4万円ぐらいのプライスなのだ。しかもレンズは付いていない・・・
眼鏡を掛ける人にとっては当たり前なのかも知れないが、自分には理解し難い感覚であった。
頭の中では、この間師匠が言ってたTALEXのレンズが2万円、でこのフレームが4万円で合わせて6万円かよぉ~(^^;; と、プチ混乱モード。
いかんいかん。俺の来る場所じゃない。俺にはまだ早い。
もう帰ろうって、思ってた瞬間にスタッフの方に声を掛けられてしまった。
「今はコンタクトですか?」
そりゃ、なにも掛けてないから、そう質問してくるものなのだろう。
「いや、目は特に悪くなくて、つ、釣りに使えるサングラスを・・・」
しどろもどろに答えつつ
「た、たれっくすぅ~ってあるんですか?」
「はい、うちは専門SHOPですので」
といったやりとりから始まって、真丸いレンズのサンプルを奥から持ってきて見せてくれた。
偏光レンズはレンズの中がブラインドのような構造で光を遮る仕組みだとか詳しくレクチャーしてくれた。
そして安いレンズは視力を悪くしたり頭痛になったりするから本当に気をつけた方がいいですよぉ~と言われ、ふとここ数回の釣行のことを思い出した。
頭痛、吐き気と、男のくせにツワリのような状態だったのは、このせいかぁ!!
おもむろに、ポケットに忍ばせていた自分のサングラスを取り出して、じつは今これ使ってるんですけどとスタッフに渡すと、それを天井の蛍光灯に向けてみたり、反射で映したりとし始めた。
そして第一声、
「ちょっと、これみてください!」
レンズ正面に、室内の蛍光灯の照明を反射させて見せてくれた。そして左右に動かすとレンズ面に映っている照明が歪んだり伸びたりするのを目の前で実践してくれた。
「えーと、この現象が、お客様の目に起こってしまうのですよ」
文章がへたくそなので、うまく書けないがどうやら自分が買ったサングラスは歪んだ世界を提供してくれているシロモノらしい。
「これしてて、気持ち悪くなりませんか?まして水面を見てたら・・・」
「なります。なります。めちゃめちゃ気持ち悪くなりました。」
その後、TALEXで同じことをしてくれたが、全く歪まないのを見てさらに驚いた!
心の中で、これが2万円の意味なのかと妙に納得したのだが、先ほどの6万円のことがまだまだ引っ掛かる・・・
「あのぉ~、もしこのTALEXでサングラスを作るとしたら一番安く作ってどのくらいですか?」
と素直に質問してみた。
「そうですね、正直うちで取り扱っているフレームはかなり高いのばかりなので、4万円以上にはなりますよ。もう少し廉価なフレームも置けばいいんですけどオーナーの方針が・・・」的なことを言われてしまったので、丁寧にレクチャーして下さったお礼を述べ、検討してまた来ますと社交辞令的な挨拶を交わし店を出た。
帰り際に「お客さまのレンズは大量生産の粗悪な薄いセロファンのようで、目を悪くしたくないならこれは、もう使わない方がいいですよ!」と言ってくれたのが、むしろありがたかった。
身を持って気持ち悪い体験を何度もさせられた俺は、帰りの道すがらポケットの中でこいつをフレームごと握りつぶし、コンビニのゴミ箱にぶん投げてやった。。
まったくもって安物買いの銭失い丸出しである。
あはは・・・
そして後日、とうとうTALEXの門をたたいてしまったのは、言うまでもない。
そのことは、また次の機会に。
Posted by ラボ at 10:15│Comments(0)
│偏光サングラス
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